電子書籍リーダー比較

GoodReaderとi文庫HDを比較してみた。


●ファイルの取り込み
【i文庫HD】
iTunesからファイルを取り込むことが出来る。
また、DropBoxと連携し、DropBox内のファイルを選択ダウンロードできる。
さらには、FTPサーバーとして機能し、PCからファイルをアップロードできる。
【GoodReader】
pdfなどのファイルをiPadに取り込む方法が実に多彩。
Wifi/ブラウザを介してのiPadへのアップロードや、DropBoxを始めとする各種ストレージ。また、FTPサーバーやWebページからのダウンロードにも対応している。
【総評】
goodreaderの方が各種方法に対応しており、上だと思われる。
ただし、青空文庫に関してはi文庫HDは専用のタブがあり、公式からダウンロード&閲覧が簡単に可能。


●閲覧
【i文庫HD】
PNGやJPG画像単体、pdfファイル、PNGやJPGを纏めて圧縮したZIPファイルを閲覧可能。
本を閲覧するなら、pdfか、ZIPに固めて閲覧という形になりそう。
画面の縦/横で、単体ページ/見開きでの自動切り替えがされる。
また、紙が捲れる演出(ON/OFF可)があり、好印象。
次ページを読み込んでいる時に何もマーク等が出ないので、素早く捲った場合に反応しなかったり遅れたりで若干ストレス。
【GoodReader】
ZIPファイルは選択し、解凍ができる。逆に言えば解凍しなければ閲覧はできない。
フォルダ内のPNG/JPGは順番にめくれるが、縦/横を切り替えても表示内容は変わらない。
PDFに関しては表示形式を明示的に切り替えられ、ページジャンプなどの機能も充実している。
素早く捲っても画像の表示までに時間がかかるだけで、ページ送り自体は早い。
また、次のページを読み込んでいる時は右上にマークが出るので、ストレスにはならない。
【総評】
漫画や小説、技術書などの『本』を読むならi文庫HD。
PDFファイルのみであるならばGoodReaderの方が若干機能が多いものの、
i文庫HDはzip/pdf/txt(青空文庫形式)を区別なく開き、同じインターフェースで閲覧/操作できるため、総合的な『電子書籍リーダー』としての性能はi文庫HDの方が優れている。
双方とも普通に読んでいる分には次ページを読み込んでキャッシュしているので、スクロールはストレスにならないが、読み込み中である事がわからないi文庫HDに若干の不満はあり。


●総合
電子書籍ビューワとしての汎用性はi文庫HD。
ただし、pdfファイルに形式を限定するならGoodReaderといった具合。



※ あくまで個人的な比較ですよと